fksann’s diary

MBTIや心、感情についてのエッセイ

【英文記事紹介】INFPとしてビジネスの世界で活躍していく

INFPがビジネスの世界でどう成長していくのかについて書かれたエッセイがあったので、和訳にてご紹介。

 

Evolving in the business world as an INFP personality type - Introvert, Dear

 

INFPタイプは、初めて従業員として仕事に就くときにも、また、徐々に自分の事業を起こすときにも、多くの障害に直面する。

私は、営業や組織内政治のような外向型活動がなぜ自分にしっくりこないのか、理解することはできなかった。

そして多くの役割が、自分の仕事のやり方に合わないのを感じていた。

私は、仕事を楽しみながら自分の想像力を解き放つことができることを望んでいた。

内向型として、悪名を得たいのではなく、自分の、可能性に対する深い考え方を評価されたかった。不運なことに、私の直観的な考え方は、どのように生計を立てるかについての従来的な知恵とはそりが合わなかった。多くのINFP達、また総じて多くの内向型の者たちが、この問題を抱えていると思う。

 

シリコンバレーのアーティスト

 

私はキャリアをテクノロジーにおいて始め、シリコンバレーで働き始めた。表面的に見れば、ここは論理的な左脳の世界だ。これは私が自分自身のために選んだキャリアではなかった。 学生時分、退屈で、高度に論理的な脳を要求する、あの全ての科目が嫌でたまらなかった。私は物理は落第し、英語の読み、書きをかろうじてパスする程で、その結果どの科目を勉強するにも苦労した。そんな私の唯一の逃げ道がアートだった。私はよく時間も忘れて、延々と絵を描いたり、塗ったりしたものだった。

 

しかし、芸術的才能は私の選択にはならなかった。アジア人の両親に、芸術史を専攻し、ファインアートをキャリアにしていきたいと言ってみたものの、うまくはいかなかった。だから大学時代は、私は妥協することにした。私は技術や医学には一切の可能性を持たないことを証明したが、ビジネス、とりわけマーケティングファイナンスを学ぶことはできた。もし私がそれらの専攻をうまくこなすことができるのを示せば、私に専門的に考えることができ、おそらく、キャリアにおいて成功することができる、何らかの力があると証明するだろう。このことが、私の両親を食い止め、現に彼らの迷える息子への希望を与えた。当の息子は、笑いと想像に好んでのめり込んだ。

 

ファイナンスが両親を喜ばせた一方で、マーケティングの授業は、私の創造力を伸ばし、広げさせる道を与えてくれた。ここにおいて、ビジネスの世界で私の想像力を向けることのできる道を、初めて垣間見ることができた。しかしその力強さを目の当たりにするのは、それから数年経ってのことだった。そのとき私は、情報システムの方へと寄り道していった。―ちょうど元祖インターネットブームのさなかのことである。この余分な分野における勉強は気まぐれのつまりだったが、このことが扉を開くきっかけとなった。それはシリコンバレーでの初めての仕事を得る助けとなった。

 

両親にとってこのことは、とうとう念願叶ったかのように見えたに違いない、しかしすぐに私はそうではないと悟った。それはバリバリの技術職で、私は抜け出したいと思った。このことが私が、コンサルティングの世界に飛び込んでいった理由であった。

 

厳しい試練を生き残る

 

コンサルティングで私はより自由を得たが、それは簡単なことではなかった。パフォーマンスを出すよう、絶えずプレッシャーを受けた。押しの強い営業、要求の多いクライアント、非人間的技術屋、あんまり寝ていないエグゼクティブたちに遭遇した。どうやって私は、この異なる人たち全てをうまく取り扱ったか?基本的に、私は本腰を入れて、仕事に焦点を合わせ、自分が仕事でベストを出すのを確実にして、ただ聞くことを主にした。私は聴く技術を防衛戦略―正気と焦点を保つ方法として発展させていった。

 

だが、この人の話を聴くというオープンさが違いを生んだ。当時私はそのことには気づかず、一緒に働く人たちと信頼関係を築くのは私にとってはごく自然なことだった。空の貝殻のように喋ることによってではなく、聴くこと、人々に波に向かって彼らを表現するよう、そよ風を吹かせる静かな大海となることによって。クライアントたちと、この無意識的なスタイルでやり取りするうち、私は人生にユーモアと目的を持ち込むよう試みた。

 

コンサルティングは厳しい試練のようなキャリアだった。私は半年と持たないだろうと思ったが、生き残り、15年以上に渡って活躍することができ、現在も続行中である。コンサルティングは私の創造的な面を花開かせる道だと判明した。マーケティング部のクライアント達と密接になって働いて、彼らのプロセスに関わり、その問題解決に助けた。私はそれまで考え出されなかった、シンプルなアイディアを考えた。私は自分の芸術的、技術的スキルを、クライアント達のビジネスを前進させる手段として用いた。

 

内向型としてビジネスの世界で成功すること

 

コンサルタントとして、私は絵も描かなかったし、塗らなかった。しかし私は、言わばそれ自体で芸術作品となる、解決策を創造した。アイディアと道具とメソッドのごちゃまぜを、うまく統合して、物事が全体としてうまくいくようにしなければならなかった。絶えず枠の外に出て考え、高いレベルのシンプルさとクオリティーを維持することで、私は難しいビジネスの世界でも、活躍し続けることができた。

 

それがビジネスを構成するもの―アイディアと道のり、行動、人々のコラージュである。もしビジネスの出来が悪いとすれば、その作品は見た人に不可解な、抽象画のようなものになる。しかしもし、誰もが直観的に理解できるビジネスを作れば、人々が鳥の目から見て、より大きな絵をみることのできる、モザイクを得ることになる。

 

ビジネスは数とプレッシャーの世界になる必要はない。もし内向型の人たち、とりわけINFPが企業家になろうとするなら、自分のビジネスについて語るべき、大きなストーリーを心に持つ続けることだ。人々が、その絵が何を意味しているのか、問わずして、びたっと理解できるものにするべきである。私はそれは、直観的内向型の者たちが、最も得意とすることだと思う。彼らは絵を描くための新たな道を、絶えず探索している。

 

私たちは同時にリーダーになることもできる。私たちは時間、価格、利益を超えて物事を考えることができる。この類の計算は私たちの用いる言葉ではない。代わりに、私たちは感情と深いつながりの言葉を話すのである―そしてそれを喋らずにする。私たちは成功するのに、けたたましくする必要はない。

 

偉大なリーダーは、最良の聴き手である。

私たちの他者と波長を合わせる力は、私たちの真の声である。だから、学んで、聴いて、導きなさい―でもいつも心から。それが私たちの力であり、究極的にはそれは内向型の者達の最も偉大な強さなのだ。

 

まあ、INFPとしてどんな話なのかと期待しましたが、最後に行くにつれ、よくある「良く聴きましょう」みたいな話になりましたね。つまらないなあと思いましたが、一面の真実なのかもしれません。

 

INFPも自分のことばかりに夢中になるのではなくて、少しは人のためになったほうが良いという教訓かもしれませんね。