fksann’s diary

MBTIや心、感情についてのエッセイ

感情は論理より優れたバロメーターになる。

どうも。感情について考えるfkです。

巷ではよくロジカルシンキング、論理が大事など言われ、論理は諸手を上げて歓迎される傾向にあります。

一方論理の対義語に置かれがちな感情はというと、感情論、感情的になるな、アンガーマネジメントなどささやかれ、どうもコントロールする対象、あまり有用ではなく、害をもたらすものとして置かれがちです。

 

しかし実は感情は論理より優れたところがあるのを僕は発見しました。

 

感情を読めば、相手の言っていることが正しいかどうかわかる

人間が何かを言う時、必ずそれを言うためのモチベーションが裏にあります。それがそのときの相手の感情です。

 

人間がものを言う時、言っている内容と、そのモチベーションがちぐはぐになっていることがあります。

それが相手が嘘を言っているとき、正しくないことを言っているときです。

例えば、親が子供に向かって

「お前のためにいっているんだからな!」

など言う時があるでしょう。このとき内容は「子供のためを思っている。」ですが、その時モチベーションが

(何か子供にまずいことが起こりそうで不安だから言う。)

となっていることがままあると思います。

このとき、言っている内容とモチベーションはずれていることになります。

「子供のため」と言いながら、「自分が不安」なのです。

 

「不安なのは子供のためだからだ!」という反論もあると思いますが、そこは言語上明確に分けるべきです。

「自分が不安」なのを「子供のためだ」と別の言葉に置き換えた瞬間、「自分が不安」なことに向き合いきらなくなります。

自分の気持ちに向き合わないで発される言葉は大した力を持ちえません。

それは「子供のため」にもならなくなります。

「子供のため」と言った言葉が、「子供のため」に力を発揮しないのです。

 

このように感情を読めば、相手の言っていることが正しいのか、意味を持つのかが分かります。

これを活かすと、どんなことを信じればいいのか分かりやすくなります。

なんだか自分のためになりそうだけど、どうもその裏のモチベーションがいまいちしっくりこないもの。

いいことを言っているし、本心からそう言ってそうなもの。

つまり、言っていることとモチベーションが一致しているもの、していないもの、

この二つをうまく見分けて、信じるか信じないかを判断すると自分にとってより良いものを選択することができます。

 

論理はうまく使えばいくらでも都合のいいことが言える

論理は僕はあまりうまく使える人ではありませんが、使える人を見るにつれ、うまく使えば、いくらでも都合のいいことが言えるなあと思います。

 

余りにうまいので、正直感情による読みも少し惑わされるようなことだってあります。

でも、感情的におかしいなと思って、信じてみたことで、うまくいった試しはありません。

 

感情的に本物だなと思ったことだけ信用すると、少しずつ自分もよくなった気がします。

 

論理は周りを説得するのには有用なのですが、人の言っていることを見定めるときには結構危ういです。普通にたらしこまれます。

 

このように感情は人の言うことを見定める優れたバロメーターになります。

是非皆さんも感情の価値見直してあげてくださいね。